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統合失調症地域医療連携クリティカルパス「地域連携手帳(案)」

さいごに

 連携手帳は「ローテク」である。しかし、自治体そして各事業者が、地域最適を実現するという視点から「モジュール化か、系列化か」「連携か、垂直統合か」という医療資源の組織化に関する問いへの最適解を、病態ごと、医療資源の異なる医療圏ごとにどのように見いだしていくかということが問われる時代に突入しつつある中で、本連携手帳が、「既存のメディアと組み合わされて、関係者間にコンテキスト情報の共有が進み、当事者を含む関係者間の有機的な協働が促進され、孤軍奮闘していた関係者がチームの一員と感じられ、様々な関係者に宿る様々なタイプのknowing:知識・経験・技術が尊重され、組み合わされ、相互に移転される」という意味における「地域内連携と多職種協働のハイクオリティ」を支える一助となれば幸甚である。

参考文献
  1. 伊藤弘人:精神科地域連携クリティカルパス:総論.日精協誌 30(12):5-10,2011.
  2. Miller HD, Yasnoff WA, Burde HA: Personal health records: the essential missing element in 21st century healthcare. HIMSS, 2009.
    (邦訳: 篠原出版新社『パーソナルヘルスレコード -- 21世紀の医療に欠けている重要なこと』2009)
  3. Porter ME, Teisberg EO : Redefining Health Care―Creating Value-Based Competition on Results. Harvard Business School Press, 2006.
    (邦訳: 日経BP社『医療戦略の本質 -- 価値を向上させる競争』2009)
  4. 宮田加久子:きずなをつなぐメディア -- ネット時代の社会関係資本、NTT出版、東京、2005.
  5. Rapp,C.A.,Goscha,R: The Strengths Model : Case Management with People with Psychiatric Disabilities,Second Edition. Oxford University Press, 2006.
    (邦訳: 金剛出版『ストレングスモデル -- 精神障害者のためのケースマネジメント』2008)

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。

【掲載】2012年03月23日