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精神科専門薬剤師を目指そう(No.7-3)

5)うつ病の予後

 うつ病は70%が寛解状態になりますが、30%は慢性化し、全体の10%が治療抵抗性となるといわれています。また、寛解状態となってもその80%が再発を繰り返すといわれ、1回のうつ病エピソードが寛解となっても、最低6ヶ月は薬物療法の継続が必要です。また予後で最も重要なことはうつ病患者の75%以上が自殺念慮を抱いており15%は自殺を企てるということです(図4)。(村崎光邦:1.精神・神経系疾患,うつ病.病気と薬の説明ガイド2001.薬局Vol.52,増刊号p87-95,2001).

図4.精神疾患における自殺危険因子1 図5.精神疾患における自殺危険因子2
精神疾患における完遂自殺と未遂自殺危険因子 精神疾患における自殺危険因子2
6)抗うつ薬
(1)抗うつ薬の種類と分類

 抗うつ薬は三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬、その他構造を持つもの、気分安定薬等があり、表5のように分類されています。

表5.抗うつ薬の種類

抗うつ薬の種類

上島国利:治療総論,うつ病の薬物療法,臨床精神医学講座 4. 東京,医学書院,p107-125,1998 に一部追加して掲載

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。

【掲載】2007年12月28日