医療制度・行政関連ニュース
中医協が厚生労働大臣に令和2年度診療報酬改定案を2月7日に答申しました。
「2020年度診療報酬改定の個別改定項目」(いわゆる短冊)では、地域移行・地域生活支援の充実を含む質の高い精神医療の評価として、以下の15項目が示されています。
◆地域移行・地域生活支援の充実を含む質の高い精神医療の評価
1 精神病棟における退院時共同指導の評価
2 精神科外来における多職種による相談支援・指導への評価
3 精神科在宅患者に対する適切な支援の評価
4 地域移行機能強化病棟の継続と要件の見直し
5 精神科急性期医師配置加算の見直し
6 精神療養病棟入院料等における持続性抗精神病注射薬剤の取り扱いの見直し
7 精神科急性期病棟におけるクロザピンの普及推進
8 精神科救急入院料の見直し
9 精神疾患を有する妊産婦に対する診療の充実
10 ハイリスク妊産婦連携指導料の見直し
11 児童思春期の精神疾患等に対する支援の充実
12 クロザピンを投与中の患者に対するヘモグロビンA1cの測定に係る要件の見直し
13 精神科身体合併症管理加算の見直し
14 精神療養病棟におけるリハビリテーションの推進
15 ギャンブル依存症に対する治療の評価
今後は、厚生労働省は3月上旬(5日予定)に新点数などを告示・通知の発出を行う見込みです。
▽参考URL(厚生労働省)▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo_128154.html
Vol.386 2020.02.28配信