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第3章−2「介護報酬(居宅サービス:訪問看護)」

(3)訪問看護費
訪問看護費

 訪問看護費は、通院困難な利用者に対して主治医の判断により訪問看護ステーションに交付された指示書(病院・診療所においては指示)及び訪問看護計画書に基づいて、看護師等が訪問看護を行なった場合に算定します。算定は、訪問看護に要した時間ではなく、訪問看護計画書に位置づけられた内容の訪問看護を行なうのに必要な標準的な時間単位数で行います。指示書及び指示には有効期間があり、訪問看護ステーションでは交付された指示書の有効期間内に、病院や診療所では指示を行なう医師の診察の日から1ヶ月以内に訪問看護を行なった場合に算定します。

(ア)訪問看護ステーションの場合
 訪問看護ステーションから訪問看護を提供した場合の報酬単位は、20分未満の場合は316単位を、20分以上30分未満の場合は472単位を、30分以上60分未満の場合は830単位を、1時間以上1時間30分未満の場合は1,138単位を算定します。

※理学療法士等による訪問看護(区分変更)
 訪問看護ステーションから行われる理学療法等(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)による訪問看護は、その訪問が看護業務の一環としてのリハビリテーション中心である場合、理学療法士等が看護職員の代わりに訪問します。
 平成24年度改定では、訪問看護ステーションから行なわれる理学療法士等の訪問状況が殆ど1回20分以上を1日2回程度であったこと等から、30分未満と30分以上1時間未満の区分を廃止し、1回あたり20分以上の訪問看護を実施した場合、週に6回を限度として1回につき316単位の算定することになりました。ただし、1日に2回を超えて(3回以上)実施する場合は、1回につき所定単位数の90%で算定します。
(イ)病院又は診療所の場合
 病院又は診療所から訪問看護を提供した場合の報酬単位は、20分未満の場合は255単位を、20分以上30分未満の場合は381単位を、30分以上60分未満の場合は550単位を、1時間以上1時間30分未満の場合は811単位を算定します。
(ウ)定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所との連携するの場合(新設)
 平成24年度改定にて、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」サービスが新設されたことにより、訪問看護事業所が定期巡回・随時対応訪問介護看護事業所と連携して訪問看護サービスを提供する場合は、1月に2,920単位を算定します。また、要介護5に該当する利用者に対し、看護師等が訪問看護を行った場合は、1月に800単位を所定単位数に加算します。
 ただし、月の途中から又は月の途中で訪問看護の利用をやめた場合、月の途中に短期入所生活介護や短期入所療養介護を利用している場合、月の途中で要介護5に介護度変更になった場合等、月の途中で末期の悪性腫瘍等の厚生労働大臣が定める疾患の状態になった場合は、利用期間に対応した日割り計算にて単位数を算定します。
 なお、定期巡回・随時対応型訪問介護・看護事業者との連携には、訪問看護を24時間行なえる体制を整えている事業所として、緊急時訪問看護加算を届出している事が必要です。

※ 20分未満の訪問看護(要件変更)
 従来、20分未満の訪問看護は、日中等の訪問における十分な観察、必要な助言や指導が行われることを前提に、夜間、深夜、早朝時にサービス提供した場合のみ算定可能でした。
 しかし、訪問看護における「医療処置」や「療養上の世話」の1つのケアの所要時間が、いずれも20分以内であったこと等から、平成24年度改定では短時間かつ頻回の訪問看護のニーズに対応したサービス提供の強化を図るため要件が変更され、日中に訪問看護を行なった場合でも訪問看護ステーションからの訪問看護では316単位が、病院・診療所からの訪問看護では255単位の算定が可能となりました。
 20分未満の訪問看護を算定する新たな要件は、利用者に対して週に1回以上20分以上の訪問看護を行っていること及び利用者からの連絡に応じて24時間訪問看護が行なえる体制の整備を行っていることです。

掲載している情報は、取材時もしくは掲載時のものです。

【掲載】2013年11月01日