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「実践的病院広報戦略」第5回

モニター制度の導入

 

 広聴活動とは、地域住民の意見、要望、苦情等を直接聞き、病医院の経営計画に反映させるために行う活動として位置付けられます。病医院は弱者である患者を相手にした仕事であり、相手の気持ちを常に考えていなければなりません。それだけに地域住民を始めとする外部の批判には、いつも謙虚に耳を傾けなければなりません。病医院はこの広聴活動を大切にする必要があると思います。
  病医院モニター制度はその代表的な事例で、外部の意見を導入し、病医院の活性化を図るためには格好のシステムです。モニター制度には家庭の主婦4〜5名に依頼して、定例的にアンケート調査、あるいはレポートを書いてもらい、さらには一堂に会して懇談会形式で、意見を聞かせてもらったりします。懇談会では現在、病医院が実践している医療活動に関する意見、批判、またこれから病医院にやってもらいたい新たな活動、提案等を積極的に発言してもらうことになります。
 モニターをつくる意味は、単に地域住民の意見を吸い上げるということだけでなく、そこで得た情報を整理することによって、マスコミ向けのニュースをつくれることに注目して下さい。そのためには質問項目を健康・老人問題・福祉問題などテーマ性のあるものとして、幅広い情報にまとめる必要があります。ハガキに一定のアンケート項目を刷り込み、地域住民に無作為に郵送して返事をもらう方法もあります。
  いずれにしても、病医院がモニター制度など広聴機能重視する姿勢は、地域住民の健康に常に留意し、常に住民サイドに立って医療を考えているとのイメージを植え付け、地域の人たちからもマスコミからも好感を持たれることになり、良い広報活動を行う基盤づくりになります。