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経営基本管理〜構成要素と取り組みの基本最終回

三方向から捉えて最善の一案を選択する「意志決定」

 いくつか考えられる事柄から、最善の一案を選択することだと言える「意志決定」について、基本を振り返ります。その「性質」を、1.戦略的、2.管理的、3.業務的 の3つに分けてとらえるとともに、意志決定にはどんな側面があるかも、改めて考えてみましょう。

 

まず、様々な対象事項(課題・目的)に応じた意志決定の性格を分類します。

(1)戦略的(経営的)意志決定

 これは、経営戦略や、基本方針、中・長期計画に対する判断あり、事業体の全般的かつ戦略的な事柄についての決定です。

 そのため、経営者には、鋭い洞察力、冷静な判断力、幅広い視野を持っていることや、情報・知識の蓄積と学習、経験といった修練が要求されます。

 経営意志決定は、これらが凝縮された瞬発力でなされるものですが、経営者の価値判断も少なからず影響します。

(2)管理的意志決定

 業績能力を最大限に引き出すため、事業体の資源を組織化するという課題に「挑む」ものだと言えます。  実践にあたっては、組織機構と、資源の調達・開発という、考慮すべき二面があります。

 一般的に、組織機構に関しては、権限と職責の関係⇒業務の流れ⇒情報の流れ⇒流通経路⇒施設の立地 などを組織化することです。

 もう一方の資源の調達の開発は、資材の開発と調達⇒人材の訓練と啓発⇒資金の調達⇒設備・機器の調達 といたことです。

(3)業務的意志決定

意志決定

 この目的は、事業体の資源の転化のプロセスにおける効率を最大に持って行くことにあり、事業体の活動力に影響を与えるものでもあります。換言すると、現状の業務の収益性を可能な限り高めることです。

 意志決定領域の主なところは、各機能部門・診療部門への資源配分(予算化)⇒業務の日程計画⇒業績の把握・管理⇒コントロール・アクション などが挙げられます。