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経営基本管理〜構成要素と取り組みの基本第4回

経営理念の在り方 患者の権利尊重+サービス向上と、革新的な組織風土の志向

 引き続き、病医院の経営理念のあり方に関し、その要素について紹介していきます。前回、4つに整理した要素のうち3・4番目に挙げた「患者満足の追求」と「病医院の経営姿勢」を取り上げます。  患者の権利の尊重やサービスの向上、経営の原理・原則、革新的な組織風土の志向〜といった切り口から考えてみましょう。

3.患者満足の追求

セルフ・ヘルプ説明
あり方の4要素

  セルフ・ヘルプ※ の考え方が定着しつつある一方、国民の医学知識や医療情報が質・量ともに増大し、患者と医療従事者の関係は、大きく変わろうとしています。 かつての、医師をはじめとする医療従事者に診療に関するすべてのことを一任するような風潮が、患者自らも医療に参画するという状況に転換し始めているようです。 そのため、医療は「患者と医療従事者の共同の行為」であるという発想と、患者の納得や満足度を高めるための取り組みが欠かせません。

  そこでまず、患者の権利の尊重について振り返ってみましょう。 周知のようにこれは、満足追求への第一ステップと言えることです。

  患者の権利に関する法制化や宣言等は、欧米を中心に行われてきた感がありますが、わが国でも1983(昭和58)年 に、(社)日本病院会が勤務医師マニュアルを作成し、患者の倫理的権利を明文化しています(次ページ参照)。それを改めて「復唱」してみましょう。