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人事管理第4回

人の行動に影響する職場の環境風土を健全につくりあげる
〜ポイントはコミュニケーションと管理者のリーダーシップ〜

 第3回では、組織と職員一人ひとりの活性化について取り上げ、人間の欲求のメカニズムと行動との関係などを考えてみました。
 今回はそれに関連し、人の行動に影響を与えると言われる環境風土について、構成要素を踏まえた上で、いかに健全なものにするかという観点から、そのポイントとなるコミュニケーションのあり方などを紹介します。

 

 人の行動は、単に本人の能力や性格だけでなく、その人が属する職場の状況が醸成する環境風土に大きな影響を受けるものです。
 そこで、まず、職場の環境風土を成すものについてですが、それは大きく分けて「効率性」と「健康性」で構成されると言われています。
  効率性は目標と資源でとらえることができます。一般的には、職場が指向する目標が明確で一人ひとりがそれを自覚しているか、個々の目標と職場の目標の融和が図られているかという「目標指向性」と、仕事の役割が明確で計画的に業務が行われているか、緊急度や重要度に従って優先順位が決められているか、仕事についての情報伝達が正確に行われているか、といった「資源効率性」があります。
  一方、健康性には、リーダーの健康性である開放性と、メンバー(職員)の健康性である意欲性があります。
 つまり、自由な行動・発言が受け入れられ、地位や年齢など権威に依らない率直な意見交換と意思決定がなされる開放性がリーダーの健康性を反映しており、職員がやり甲斐を感じて仕事に取り組み、誇りとプライドもある、また将来に希望を持って仕事に打ち込めるという意欲性が職員の健康性のバロメーターと言えるわけです。(

トップ・管理者イメージ

 良い環境風土を醸成できるかどうかのカギは経営トップや管理者が握っています。職場でのコミュニケーションを図り、効果的にリーダーシップを発揮することがポイントです。
 開かれた職場環境をつくりだすため、十分なコミュニケーションが伴う対人関係を築き、全職員が自院の目標達成の方向を見据えて力を結集できるよう、リーダーシップを発揮しなければなりません。


※近年、アメニティーという言葉がしばしば遣われますが、こうした環境風土の改善・健全化も、職員のためのソフト面でのアメニティー向上と言えるのではないでしょうか。